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【千早赤阪村のおはなし】由緒ある風格を残す奉建塔

2009-10-11 06:42


おはようございます。杉田です。
今日、お伝えするのは、長閑な田園風景の中にそびえ立つ奉建塔です。

奉建塔は、楠木正成の没後六百年(昭和15)の時に全国の児童学生や教職員等の募金により上赤坂城の出城跡に建てられました。

石塔に刻まれている「非理法権天」は正成の旗印として用いた文字で非は道理に勝たず、道理あっても法則には勝てない。
法が決められていても権力には勝てない。その権力も天命には勝てないという意味があります。

地の説明板によるとかなりの難工事だったらしく、
この塔の大きさは『鉄筋コンクリート造り、表面に花崗岩を積み重量最大1300貫(約4876Kg)』とあり、 
着工〔1935年(昭和10年)10月〕から竣工まで4年半の年月を要している。
戦前の楠木正成の評価を物語る歴史的建造物でもあります。

ちなみに正成討死の年齢43歳でしたので、約43尺(約13m)の高さに作られたそうです。


 
 
地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=34.45771078&lon=135.63063358&sc=2&layer=0&mode=map&size=s